“コロナ後遺症”診療の手引き作成
厚労省が公表へ
新型コロナの第5波以降、後遺症の患者が急増するなか、厚生労働省が初めて後遺症に特化した「診療の手引き」を作成し、今月中にも公表することが分かりました。
東京都内のクリニックの後遺症外来では、8月以降、患者が急増し、先月はおよそ1800人が受診しました。
最新の報告では、感染者の4人に1人が半年後も倦怠(けんたい)感や嗅覚障害などの症状が続くとしていますが、現在も治療法は確立されていません。
ANNの取材で、厚労省が初めて後遺症に特化した「診療の手引き」を作成し、今月中にもホームページ上で公表することが分かりました。
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追記:
ワクチン接種後の「心筋炎」について注意喚起されていたので、以下記事より一部抜粋します。
「ここへきて厚労省が注意喚起」
ワクチン後の"心筋炎" と
"一般的な副反応"の見分け方6つ
■ワクチン後に以下の症状があれば
専門機関に相談を
心筋炎の初期症状は、「発熱」「胸や背中の痛み」「全身の倦怠感」などであり、悩ましいことに「一般的なワクチン副反応(※)」との区別が困難である。
しかしながら、コロナワクチン接種後に以下のような症状が見られた場合には、心筋炎・心膜炎を疑って専門機関に相談すべきだろう。
※コロナワクチン後によくある発熱や倦怠感など、多くは48時間以内に自然に軽快する症状。ワクチン後の心筋炎も副反応のひとつだが、稀に対応を誤ると命にかかわる事態になることがある。
1:接種後2日目以降に体調が悪化
2:安静にしても心拍数が多い
3:むくみ、静脈がくっきり見える
4:階段を上れない、転倒、失禁
5:ピンク色の水っぽい痰(たん)
6:脈がとぶ(不整脈)
1~3のうち複数、あるいは4~6が単独でも症状が確認できたら、ワクチン副反応相談センターへの電話相談、もしくは病院受診が勧められる。
病院を受診する場合は、ワクチン接種を受けた施設には固執せず、循環器内科があり心臓超音波検査(心エコー図検査)の可能な施設がおすすめである。胸にゼリーを塗って、超音波で心臓の動きを確認する検査であり、痛みや食事制限もない。受診前に電話などで確認しておきたい。